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世界が目覚める日 [音楽]

数週間前にふと思い出して以来、
ずっと頭の中で鳴っている曲があります。

1971年8月、アメリカのマジソン・スクエア・ガーデンで行われた
バングラデシュ難民救済コンサート。

シタールの師ラヴィ・シャンカールから助けを求められ
ジョージ・ハリスンがミュージシャン仲間を集めて開催したものです。

この曲は、そのコンサートの翌日に書かれたようです。
パキスタン内戦による難民を思い、
当時の世界の指導者や政治家・権力者に対して抱いた怒り。

あれから40年。
少しは世界はよくなったでしょうか。
核兵器や原発のことを考えると、とてもそうとは思えないのですが。

それでも、
いつかほんとうに世界が目覚める日が来ることを信じて…。


『The day the world gets 'round』
         ~George Harrison

The day the world gets 'round
To understanding where it is,
Using all it's found,
To help each other, hand in hand

The day the world gets 'round
To understanding where it's gone
Losing so much ground
Killing each other, hand in hand
Such foolishness in man
I want no part, of their plan - oh no

If youre the destructive kind
Now I'm working from day to day
As I don't want to be like you
I look for the pure of heart
And the ones that have made a start,

But lord, there are just a few
Who bow before you,
In silence they pray,

Oh how they pray for the day the
World gets round

Using all theyve found
To help each other, hand in hand

The day the world gets 'round


その日 世界はついに目覚め
今のあるべき姿を理解するようになる
あらゆるものを活用し
互いに助け合う 手に手をとって

その日 世界はついに目覚め
過去の愚行を理解するようになる
たくさんの土地を失い
互いに殺し合う 一緒になって
かくも愚かな人間の営みよ
僕はそんなものには加わりたくはない…絶対に

おまえがもし 破壊や暴力を好む人間なら
僕が今 毎日働きつづける理由を言っておこう
それはひとえに おまえのようになりたくないからなのだ
僕は純粋な心の持ち主を捜している
彼らが行動を起こすことを期待している
だが 神よ あなたの前で頭をたれ
静かに祈りを捧げる者たちは
まだごくわずかにすぎない ああ
その少数の者たちは 世界が目覚める日を
どんなに待ち望んでいることだろう

あらゆるものを活用し
互いに助け合う 手に手をとって

その日 世界はついに目覚めるのだ

(訳:山川真里「ジョージ・ハリスン自伝」より)
     ※「おれ」を「僕」に変えてあります

you tube

※この曲はアルバム1973発表の「Living in the Material World」に収録
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