イーハトーブの旅2012①「賢治祭」 [旅]
9月21日から二泊三日で花巻に行ってきました。
岩手は2009(平成21)年以来で、
賢治祭は1996年の生誕百年以来の16年ぶりで、
何日も前からドキドキわくわく。
新幹線を乗り継ぎお昼過ぎに花巻駅に着くと
先に到着していたKさんが改札で待っていてくれました。
そしてNさんが、お友達Tさん運転の車でOさんと一緒に迎えに来てくれて
まずはみんなでマルカンデパートに。
マルカンが初めての私はうれしくて、ついオムライスと名物ソフトを注文。
食べきれるかの不安は、食べているうちに霧散…。
その後、上町の「賢治の広場」はなまるくんギャラリーにて
滝田恒男さんの絵画展に。
滝田さんは同人誌『ワルトラワラ』にも作品を掲載されています。
素敵な作品の数々でした。
ところがこの後、Nさんが「賢治さんの家にお参りに行きましょう」と、思いもよらない展開に。
私なんかが付いていっていいものか???と恐れおののきながらも
こんな機会は二度とは来ない、と遠慮の二文字は忘れることに。
心を落ち着かせる暇もなく、
気づいたら賢治の拝んだ御曼荼羅の前で手を合わせている自分がいました。
精進料理までいただいて、その素晴らしい器は、
賢治の祖父嘉助さんの時代から使われているもので
毎年この日に蔵から出して使うそうです。
そしてメニューは賢治のお母さんのイチさんが考えられたとのこと。
すでにけっこうお腹いっぱいだったのだけど
せっかくのお料理、残しては悔いも残るし罰も当たる、と頑張っていただきました。
精進料理なので、お腹にも優しい…てことで食べちゃいましたよ。ぜんぶ!
美味しかったです。涙がでるほど。
帰ってきた今も夢の中の出来事のような気がします。
宮澤家を出て、賢治祭へ。
あいにくの雨で、会場は去年に引き続き南城小学校体育館となりました。
到着したときは献花がそろそろ終わる頃でしたが
青いりんどうが残っていたのがうれしかったです。
第2部が始まり
挨拶に立たれた宮澤賢治記念会理事長の宮澤啓祐さんが
お顔も立ち姿も賢治に似ておられるようで、感慨深かったです。
釜石市立白山小学校教諭の高橋道明さんが
海岸部の現状をお話しして下さいました。
歌や胡四王神楽、演劇、詩の朗読等、地域の方々が集い続けてこられた賢治祭。
ありがたいですね。
温かく素晴らしい賢治祭でした。
賢治の姪(妹シゲさんの娘さん)佐々木フミさんのお話は
いとこの岩田安正さんとの対談形式でしたが
心に残るものでした。
病気のために二階で寝ている賢治のところに行くと
丈夫なことを褒めてくれたり、
賢治の御曼荼羅を拝んだ時には「いい子だ」と枕の下からお小遣いを出してくれて
「わぁ、これで森永キャラメルが買える!」ととてもうれしかったことなど
優しく美しい花巻弁でお話しして下さって
まるで賢治が生きている姿が見えるような話しぶりで
ほんとうに感動的でした。
失礼ながらフミさんはまるで
当時の小さな女の子に戻ったように本当に可愛らしくって
賢治おいちゃんが姪を見守る愛情がひしひしと伝わってきました。
第2部が終わるとそこでいったん閉会、
その後残る方は座談会をします。
私達はここで帰ることにしましたが
その時フミさんが近くに居られたので握手して頂いたら
フミさんがありがとうとお辞儀して私の手を額につけるようにして下さったのがジンと来ました。
この日は町の中に宿を取っていたので
大沢温泉組と別れ、Kさんに誘って頂いて美味しいと噂の居酒屋『早池峰』に。
扉を開けて部屋にはいると、数名の大御所中の大御所先生方が先におられ
またしても「こんなところにいていいのか」状態。
私は全く借りてきた猫で、ろくな返事もまともにできなくて申し訳なかったです。
でも貴重なお話が聞けてほんとうに幸せでした。
思い返してもドキドキの一日でした。
(二日目に続く)
岩手は2009(平成21)年以来で、
賢治祭は1996年の生誕百年以来の16年ぶりで、
何日も前からドキドキわくわく。
新幹線を乗り継ぎお昼過ぎに花巻駅に着くと
先に到着していたKさんが改札で待っていてくれました。
そしてNさんが、お友達Tさん運転の車でOさんと一緒に迎えに来てくれて
まずはみんなでマルカンデパートに。
マルカンが初めての私はうれしくて、ついオムライスと名物ソフトを注文。
食べきれるかの不安は、食べているうちに霧散…。
その後、上町の「賢治の広場」はなまるくんギャラリーにて
滝田恒男さんの絵画展に。
滝田さんは同人誌『ワルトラワラ』にも作品を掲載されています。
素敵な作品の数々でした。
ところがこの後、Nさんが「賢治さんの家にお参りに行きましょう」と、思いもよらない展開に。
私なんかが付いていっていいものか???と恐れおののきながらも
こんな機会は二度とは来ない、と遠慮の二文字は忘れることに。
心を落ち着かせる暇もなく、
気づいたら賢治の拝んだ御曼荼羅の前で手を合わせている自分がいました。
精進料理までいただいて、その素晴らしい器は、
賢治の祖父嘉助さんの時代から使われているもので
毎年この日に蔵から出して使うそうです。
そしてメニューは賢治のお母さんのイチさんが考えられたとのこと。
すでにけっこうお腹いっぱいだったのだけど
せっかくのお料理、残しては悔いも残るし罰も当たる、と頑張っていただきました。
精進料理なので、お腹にも優しい…てことで食べちゃいましたよ。ぜんぶ!
美味しかったです。涙がでるほど。
帰ってきた今も夢の中の出来事のような気がします。
宮澤家を出て、賢治祭へ。
あいにくの雨で、会場は去年に引き続き南城小学校体育館となりました。
到着したときは献花がそろそろ終わる頃でしたが
青いりんどうが残っていたのがうれしかったです。
第2部が始まり
挨拶に立たれた宮澤賢治記念会理事長の宮澤啓祐さんが
お顔も立ち姿も賢治に似ておられるようで、感慨深かったです。
釜石市立白山小学校教諭の高橋道明さんが
海岸部の現状をお話しして下さいました。
歌や胡四王神楽、演劇、詩の朗読等、地域の方々が集い続けてこられた賢治祭。
ありがたいですね。
温かく素晴らしい賢治祭でした。
賢治の姪(妹シゲさんの娘さん)佐々木フミさんのお話は
いとこの岩田安正さんとの対談形式でしたが
心に残るものでした。
病気のために二階で寝ている賢治のところに行くと
丈夫なことを褒めてくれたり、
賢治の御曼荼羅を拝んだ時には「いい子だ」と枕の下からお小遣いを出してくれて
「わぁ、これで森永キャラメルが買える!」ととてもうれしかったことなど
優しく美しい花巻弁でお話しして下さって
まるで賢治が生きている姿が見えるような話しぶりで
ほんとうに感動的でした。
失礼ながらフミさんはまるで
当時の小さな女の子に戻ったように本当に可愛らしくって
賢治おいちゃんが姪を見守る愛情がひしひしと伝わってきました。
第2部が終わるとそこでいったん閉会、
その後残る方は座談会をします。
私達はここで帰ることにしましたが
その時フミさんが近くに居られたので握手して頂いたら
フミさんがありがとうとお辞儀して私の手を額につけるようにして下さったのがジンと来ました。
この日は町の中に宿を取っていたので
大沢温泉組と別れ、Kさんに誘って頂いて美味しいと噂の居酒屋『早池峰』に。
扉を開けて部屋にはいると、数名の大御所中の大御所先生方が先におられ
またしても「こんなところにいていいのか」状態。
私は全く借りてきた猫で、ろくな返事もまともにできなくて申し訳なかったです。
でも貴重なお話が聞けてほんとうに幸せでした。
思い返してもドキドキの一日でした。
(二日目に続く)
2012-09-25 23:54
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