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夢は叶う! [音楽]

5月10日(金)・11日(土)と一泊で
一人暮らしの息子の様子見もかねて(口実!?)
東京に行ってきました。

むかしむかし、
小学6年生の私が一目惚れしたのは
TVの中でフォークギターを抱えて歌うデュオ、のうちのひとり。

2年に満たない活動期間の後、彼等が突然解散・引退してしまったこともあって
それ以降、なんの情報もわからないまま
心の奥に仕舞い込んだ思い出。

時は流れに流れて約30年後、
インターネットという文明の利器のお陰で
その人がライブ活動を再開しているということがわかった時の懐かしさとよろこび。
私と同じようなかつてのファンが少しずつ集まって
現実にも会って交流ができるようになりました。
そしてその頃から、いつかライブに行きたいという思いを強くしていきました。

三つ子の魂百まで…?
一度とことん好きになったものは心に染みこんでいます。
それがたとえ小学生の小さな胸であっても。
振り返ればビートルズだって、賢治だって、
その後の数年の間に触れたものが
いつまでも私の核を形作っているように感じます。

彼等は私に音楽の楽しさ素晴らしさを教えてくれたような気がします。
その後に洋楽に嗜好が向いていったのも
もしかして彼等の影響かもしれないのです。

さてさて、そう言うわけで
38年越しの想い、つまり、「生のライブを見る!」
という念願を叶えることができたのですが、
当時の溢れんばかりの若さとパワーもよかったけど
その頃にはない大人のテイストを
バンド編成で届けられる音から感じました。
幾つになってもおちゃめな人柄も変わっておらず、
懐かしい京都弁も変わらず、
そんなところが好きだったことを思い出しました。

今回は当時の曲をたくさんやります、といわれていたライブ。
前もってのリクエストに応えてもらった思い出深い一曲にとどまらず
奇しくも私の大好きな曲の目白押しに
感無量の一夜でした。

さて、もう一つ嬉しいことは
私の憧れのその人、北方義朗さんという方が
じつは宮沢賢治が好きでいらして
そのことも少し話しをさせてもらったこと。

お母様亡き後、北方さんをずっと見守ってこられた伯母様が
亡くなる直前まで読んでおられたというのが賢治作品。
机の上には読みかけの
「セロ弾きのゴーシュ」が開かれたままだったといいます。
そのことを以前に聞いていたこともあって訊ねてみたのです。

北方さんは賢治の詩も好きで読まれることがわかりました。
一般に賢治が好きという方のなかでも
実は、詩まで読んで好きという方は少ないように思います。
童話と違って取っつきにくいことが敷居を高くしているのだと思いますが
その世界を読み込んでくれていると知って感激したのでした。

もったいぶっていたわけではありませんが
その二人組の名前は「ちゃんちゃこ」というのでした。
みなみらんぼうさんの「空飛ぶ鯨」や「黄色いカラス」という曲を
覚えているひともいるのではないでしょうか。
デュオのもう一人の方も京都で音楽活動されていて
来年には再びビッグな計画があるとのこと。
そしたらそれはもう行かないわけにはいきませんが。

音楽とおしゃべりとワインが最高に楽しかった夜、
思うのは、その場を共有し共感できる仲間がいることが
そのよろこびを何倍にもしてくれること。
再会した人、初めて会えた人、嬉しかったです、心から感謝!

思い続けていれば
いつかは叶う、ということを再び実感した一夜でした。


そして二日目にも実に不思議でびっくりなことがあったのですが
それはまた次の機会に。


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